あさりの正しい砂抜き!塩分濃度や保管場所、時間目安についても!

本記事では、潮干狩りであさりやはまぐりなどの貝を採ってきた際、家で砂抜きを行う際の正しいやり方についてお伝えします。

こんにちは。ぼたんです。
あさりの砂抜きってやったことありますか?

なんとなくやり方は知っていても、それが正しいのか、具体的にどれくらいの分量の水や塩を使うのかなど自身がないかたもいらっしゃると思います。

そこで!今回はあさりの正しい砂抜き方法についてお伝えしていきます!
潮干狩りに行った後には必須の情報ですのでお見逃しなく!!

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あさりの砂抜き!正しい塩分濃度を覚えよう!

それでは早速、正しい塩分濃度から押さえていきましょう!

あさりの砂抜きに必要なのは『塩水』です。それも、薄かったり濃すぎたりでは砂抜きの効果に差が出てきてしまいますので、しっかり覚えてくださいね。

海水での砂抜きがベスト!

あさりの砂抜きに一番適しているのはなんといっても『海水』です!

あさりたちがずっと暮らしてきた海の水が一番リラックスできて、しっかりと砂を吐いてくれる環境ということなんですね。

その為、潮干狩りを行ってきた場合、出来れば現地の海水を持ち帰ってくるのがベストです。

ペットボトルに入れて持ち帰ってくれば、家での砂抜きに使用できますので、潮干狩りに出かける際にはからのペットボトルをいくつか持っていくのがおすすめです。

海水に近い濃度の塩水を作ろう

潮干狩り場の海水を持ち帰ることが出来なかった場合は、家にある水道水と塩で海水の濃度に近い塩水を作りましょう!覚えておきたい分量は以下の通りです。

水道水:500ml
塩: 大さじ1

貝の量に応じて、上記分量を倍量にしていくなど調整していってくださいね。

真水でやったらどうなる?

前述した通り、貝たちが住んでいるのは海の中です。

海と同じ環境でのみ貝たちはしっかりと砂を吐くので、海水でやった場合は全く貝は水管を出してくることもなく、じっと貝を閉じたままの状態になります。

ですので、真水に漬けておいても砂抜き効果は全くありませんので、ご注意下さい!

50℃のお湯で砂抜きって出来るの?

最近よく見かけるのは時短の為の「50℃のお湯で砂抜き」する方法。

しかも5分で!など短時間で砂抜きする、というものなんかが紹介されていたりします。

実際にやってみると確かにすばやく貝が砂を吐いてくれる実績はあります。

但し、短い時間だから完全に砂がとりきれない、お湯によって貝の身から旨味が逃げてしまうという結果でした。

本当に急ぎで、少し砂が残っても仕方ないというレベルであれば実践しても良いかと思いますが、おいしいあさりが食べたい!と思われているならば、急がず正しいやり方で砂抜きすることをお勧めします!

 

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あさりの砂抜き!注意点をおさえよう。

それでは早速、あさりを海水または塩水に漬けていきましょう。

この時、おいしいあさりにするために抑えておきたい注意点をお伝えします。

潮干狩りのあさりは良く洗う

潮干狩りで採ってきたあさりは、自然の海にいたままの姿です。雑菌(腸炎ビブリオ)などがついているので、砂抜きする際にはまずその汚れを落としましょう。

自宅に戻ってくる前に、潮干狩り場で一度流水で洗い流してきてから、帰宅後も再度洗っておくのがベストだと思います。

自宅ではザルなどに入れてよーく洗ってから砂抜きしてくださいね。雑菌だらけのあさりたちがまた砂抜きしている水の中で汚い水を吸ってしまいますからね。

あさりの並べ方

あさりは出来るだけ重ならないように平たいバットのようなものに並べましょう。重なってしまうと砂抜きも甘くなってしまいます。

また、塩水はあさりの頭が少し出るくらいのひたひたにしておきます。

おすすめなのは、食器などを水切りするかご。百均で売っているものだと、よく水切り用のザルとかごがセットになっていますよね。あれがベストな入れ物です。

あさりが一度吐いた砂は下にたまっていくので、それを再度あさりが吸わないように、ザルの方にあさりを入れて、少し高低差があれば再度砂を吸わずにきれいに吐き出してくれます。

あさりの砂抜き!保管場所は冷蔵庫で良いの?

あさりの保管場所として気になるのは冷蔵庫なのではないでしょうか?

夏に近い暑い日だとアサリを常温に保管するのが心配・・と思っている方も多いのでは。

お次はあさりの保管場所・温度に最適な情報をまとめていきます。

砂抜きに適した温度は20℃

海水はもっと冷たいと思いますが、砂抜きに適した温度は20℃前後だと言われています。

潮干狩りのベストシーズンといわれる5月だったら、まだ常温でも問題ない気候なので、陽の当たらない日陰の部屋に保管しましょう。

ですが、夏前の暑い時期になってきた場合は少し常温だと心配ですよね。夏でも潮干狩りは出来るので、真夏に持ち帰ってくる事もあるでしょう。

その場合は、冷蔵庫に入れたりして海水温の調節をしてみてください。冷蔵庫に入れっぱなしにしてしまうと、冷たすぎて貝もびっくりして砂を吐かなくなります。

加減が難しいですが、夏は注意して調整してみましょう。

保管方法

あさりの砂抜きセットが完成したら、あとはあとは待つのみ。

保管しておく場所や注意点などを確認しておきましょう!

保管は冷暗所で

基本あさりたちは明るいところでは落ち着いて砂を吐きだしてくれません!

逆に暗いところに置いてみると面白いくらい砂を吐いてくれます。

家の中でも薄暗くて静かな、納戸のような場所がおすすめですよ。

新聞紙やアルミホイルをかけておく

あさりの砂抜き中は、容器のまわりがとっても汚れます!びっくりするくらいピューピューと砂を吐くんですよね。

その為、容器の上には新聞紙やアルミホイルなどで覆っておくのがセオリー。暗くもなるし、一石二鳥です。

心配な方は、レジャーシートの上に容器を置いて、さらに容器の上に新聞紙をかけておけば完璧です!砂を吐かれたあとの掃除は結構大変なので、しっかり対策しておきましょう!

砂抜き中は動かさない

あさりたちは基本静かな冷暗所で落ち着いて砂を吐きます。

ちゃんと砂を吐いているか気になって新聞紙をあけてみたり、ゆすってみたりすることで、あさりにストレスがかかってしまい、また閉じてじっとしてしまいますので、できれば触らずに放置しておきましょう。

あさりの砂抜きにかかる時間ってどれくらい?

早く食べたいあさり。。では砂抜きにどれくらい時間がかかるのでしょうか?

目安を知って、その日のメニューに使えるか判断してくださいね♪

目安は1~2時間くらい

思っていたより短い!と思われた方も多いのではないでしょうか?

できれ短時間で砂抜きしたいですよね!?それには「海水」で砂抜きするのが一番です!

あさりが一番リラックスできる環境=早く砂抜きできる、ので、海水をたっぷり持ち帰ってきた人の勝ちです!w

そして海水も砂抜きをしているとすぐに濁ってきてしまいます。これをまた新しい海水に変えてあげることで、衛生的かつ早く砂抜きが出来ますので、ぜひ試してみてください!

また鮮度の高いあさりは砂抜き時間も早いようです。なかなか砂抜きが出来ないあさりは鮮度が悪い可能性もあります。時間をかけすぎても砂抜き出来ないものもありますので、その見極めも必要です。

火入れするまえから半開きになっているような貝は死んでいる可能性がありますので捨ててしまいましょう。また、死んでいる貝は他の貝と比べて軽く、カラカラと音がします。こちらもたくさんある貝の中で比べてみるのも面白そうですね。

砂抜きが出来たかの目安はどうやって確認する?

まず砂抜き中の容器の底に砂がちゃんとたまっているかを確認してみてください。

もし全然砂が出ていない場合は、塩分濃度が足りていない可能性があります。小さじ1ずつ足してみるなどして様子をみていきましょう。

スーパーで買ってきたあさりなどは、すでに砂抜きされていることが多いので、自宅で砂抜き処理をしても砂が出ない事が多いです。

潮干狩りのあさりは、塩抜きをしよう

潮干狩りで採ってきたあさりは塩分を多く含んでいる為、『塩抜き』という作業が必要になります。

これは砂抜きしている海水からザルにあげて30分程度置いておくだけでok。余分な塩分を吐き出してくれることで、おいしいあさりの状態に持っていくことが出来ますので、忘れずにやっておきましょう。

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最後に

いかがでしたでしょうか。今回はあさりの正しい砂抜き方法について詳しくお伝えしました。

知識として知っているようで意外と詳しく知らなかった砂抜き方法。塩抜きも合わせて行って、潮干狩りで採ってきたおいしいあさりをたっぷり味わってくださいね!

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